名古屋の不妊治療・体外受精の産婦人科

成田病院

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よくあるご質問

  • Q.最近、抗ミューラー管ホルモン(AMH)を測ると、卵巣年齢がわかると聞きました。
    A.

    卵巣には卵子が小さな卵胞に包まれて多数存在しています。抗ミューラー管ホルモンは、この前胞状卵胞の顆粒膜細胞から分泌され、その値は卵胞の数を反映して年齢が上がるにつれて次第に低くなり、閉経すれば測定感度以下となります。ただ、個人差もかなり大きく高齢者でも高い値を示すことがあります。
    抗ミューラー管ホルモンが低くても自然に排卵が起こったり、排卵誘発剤を使用して排卵させることも可能です。ただ、体外受精のために卵巣を刺激しても、抗ミューラー管ホルモンが低いと排卵誘発剤が効きにくく、採れる卵子の数は多くありません。
    最近では、この抗ミューラー管ホルモンを測って卵巣刺激法を選択するクリニックが多くなってきました。

  • Q.抗ミューラー管ホルモン値と妊孕性は関係しますか。
    A.

    抗ミューラー管ホルモンは卵巣にどのくらい卵子が残っているかの目安にはなりますが、妊孕性を表すものではありません。
    かなり低くなっても妊娠分娩することは可能です。卵子の数と質とは別問題だからです。

  • Q.抗ミューラー管ホルモンを測定して、閉経がいつ起こるか予想できますか。
    A.

    閉経年齢は個人差が大きく、いつ閉経するか予測困難ですが、40歳代になると月経周期が乱れてきて、頻発月経や、続発月経、無排卵周期になったりします。抗ミューラー管ホルモンも次第に低下してきます。続いて卵胞刺激ホルモン(FSH)分泌値も上昇してきて40mIU/mlを越えてくると閉経が近いと推測されます。

  • Q.抗ミューラー管ホルモンは月経周期のいつ測るのですか。また、どんな疾患の時に低くなりますか。
    A.

    月経周期のどの時期に測っても問題ありません。
    早発閉経の疑いのある女性では殆ど測定感度以下となりますし、大きな子宮内膜症でチョコレート嚢胞や卵巣嚢腫で卵巣を摘除すると手術後などはかなり低くなります。
    一方、多嚢胞性卵巣症候群の女性では高値を示すことが多く、最近は診断的価値があると報告されています。

  • Q.結婚前の20歳代に卵巣嚢腫で片側の卵巣を摘除。抗ミューラー管ホルモンは低下することはありますか?
    A.

    片側卵巣を卵巣嚢腫などで摘除していると、抗ミューラー管ホルモンは同年齢の女性に比べ低下します。
    チョコレート嚢胞などで手術を受けていても同様で、癒着剥離やチョコレート嚢胞摘出などを行うと手術後の抗ミューラー管ホルモンは低くなってきます。

  • Q.抗ミューラー管ホルモンの測定は健康保険を使えますか?
    A.

    残念ながら健康保険は使えません。採血して測るのですが、自費扱いで7000~8000円くらいかかります。

  • Q.排卵誘発剤の服用で起きる心配なことは?
    A.

    【背景】
    29歳の主婦です。子供がほしいと考えていますが、月経がもともと不順で排卵日もよく分からなかったため、クリニックを受診したところ無排卵だと言われ、排卵誘発剤の服用や注射を受けています。今後も長期間、薬を服用しなければならないのでしょうか。また、排卵誘発剤による影響が心配です。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    まずは、無排卵の原因をいろいろなホルモンを測定して明らかにして、それに適した治療を受けます。
    無排卵の治療は、最近非常に進歩しました。従来広く用いられてきた非ステロイド性の合成化学物質のクロミッド剤や、更年期の婦人尿から抽出・精製された下垂体性性腺刺激ホルモン剤(hMG)などに加えて、乳汁分泌を抑制するカバサールなどを使用することによって、排卵誘発効果は著しく向上しました。加えて、卵胞の発育状態が分かる超音波検査(エコー)や尿中黄体化ホルモン(LH)の迅速測定法が容易になり、妊娠率も向上してきました。
    ただ、無排卵の場合は、排卵誘発をしている治療中は排卵が起こりますが、使用を中止するとまた元の無排卵の状態となってしまうことが多く、妊娠するまで根気よく治療を続けなくてはなりません。

    最後に、排卵誘発剤の妊娠への影響ですが、クロミッド剤を長期間続けて服用すると内膜が薄くなり頸管粘液が少なくなって、逆に妊娠しにくい状況が起きてしまうことがあります。その時は状況をみながら排卵誘発剤の種類を変更します。
    下垂体性性腺刺激ホルモン剤(hMG)では卵巣が過剰に刺激されると多発排卵が起きて、卵巣が腫れたり、ひどくなると腹水がたまって卵巣過剰刺激症候群を引き起こしてくることもあります。多発排卵による多胎妊娠の心配もあります。

    いずれの場合も、超音波検査(エコー)を行いながら医師の指示のもと適切な排卵誘発を受け、相談しながら治療をすすめましょう。

  • Q.黄体機能不全は不妊の原因になりますか?
    A.

    【背景】
    結婚して3年になる30歳の主婦です。まだ子供に恵まれず不妊クリニックで診てもらったところ、基礎体温が短いと言われました。主人も精液検査を受けましたが、異常はありませんでした。このような状態で妊娠できるのでしょうか?

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    無排卵や黄体機能不全などの脳下垂体-卵巣系の働きに異常を伴っていれば、不妊の原因として重視されています。卵巣の働きを調べるもっとも簡単でしかも信頼できるのは、基礎体温の測定です。基礎体温の測定によって、無排卵や黄体機能不全の状態を知ることができます。無排卵の場合には、基礎体温は低温相ばかりで、高温相がみられません。黄体機能不全を伴っている場合には、10日以下と高温相が短く不安定で、時々下がったりして不安定となります。

    また、ホルモン測定をしてみると、黄体ホルモンの分泌量が低く、超音波検査でも子宮内膜が薄く、充分な分泌像を示していません。このような時には、受精卵の着床が障害され、不妊の原因となったり、着床しても流産の原因となったりします。黄体機能不全を伴っている場合には、まずホルモン療法を行います。そのためには、非ステロイド性のクロミッドを服用したり、下垂体性性腺刺激ホルモン(hMG)の注射を受けたりします。また高温期には絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)の注射を受けることや黄体ホルモン剤の服用をします。

  • Q.主人の精液検査は早めに受けた方がいいですか?
    A.

    最近、男性側に原因がある男性不妊の割合が高まっています。従来と比べて、男性が積極的に不妊治療に協力して検査を受け、男性因子がより見つけやすくなったのも、その一因かもしれません。
    また、最近の厳しい社会情勢によるストレスの増加、ダイオキシン、ポリ塩化ビフェニル(PCB)などの環境ホルモンの影響などが、男性の生殖機能を低下させる要因ともいわれています。
    赤ちゃんができないと不妊外来を訪れた夫婦のうち40~50%は、男性側に原因があると考えられていますので、女性の検査と併行して早めに精液検査を受けることをおすすめします。

  • Q.男性不妊の検査や治療はどのようなことを行っていますか?
    A.

    奥様が当院に受診されている方に限り、男性も受診していただけます。

    男性の検査としては、精液検査があります。予約は必要ありませんが、受付時間内に来院してください。
    精液を提出後、約1週間で結果が出ます。
    結果不良と判断された際、1回の検査だけでは不十分な場合がありますので、1回目より2週間あけて2回目の検査を受けていただく場合があります。

    男性不妊治療自体が、女性の不妊治療に比べて確立されたものが残念ながらありません。
    体質改善として漢方やサプリメントの紹介はありますが、内服期間約3か月以上でも効果が30%もない程度のため、いかに今の精液所見で妊娠ができるかを考え、人工授精や体外受精・顕微授精の方針になっていくことが多いです。
    また、精液所見や血液検査の結果によっては、不妊専門の泌尿器科に紹介させていただき連携しながら治療をすすめる場合もあります。

  • Q.精子凍結は、未婚の男性でも可能ですか?
    A.

    基本的に、未婚の方にはお断りをしています。
    ご夫婦で、当院に通院し不妊治療の方のみの対応とさせていただいています。

  • Q.人工授精はどのような手順で行われますか?
    A.

    まずは人工授精を行うタイミングを確認するために、その周期の排卵前頃に経膣超音波検査(卵胞チェックのエコー)目的で来院していただきます。(診察は予約が必要です。)
    排卵前に受診した時、医師にいつのタイミングで人工授精をすればいいのかを聞いてください。
    人工授精当日は予約なしでお越しいただきます。人工授精の受付時間(精液の提出時間)があり同意書もありますので、初めて取り組むときには事前に詳細をご説明し、同意書をお渡しします。費用に関しては、保険適応外(自費診療)となり、12000円+税(精液検査・処理費用・抗生剤処方料込み)となります。

  • Q.不育症について教えて下さい。2回続けて流産してしまいました。何か原因があるのでしょうか。
    A.

    流産は、全妊娠の15%程度に起こります。1回だけの流産であれば偶然起こった自然淘汰のひとつとして捉えられますが、2~3回と続けば偶然とは言いにくく、何か原因のあるものとして検査を受けた方が良いでしょう。
    夫婦のどちらかに染色体異常を持っている場合、かなりの確率で受精卵にも染色体異常が起こり、着床したとしてもそのほとんどは流産してしまいます。その他に、生まれつき子宮の形に異常や粘膜下の子宮筋腫があったり、抗リン脂質抗体陽性で血液が固まりやすかったり、甲状腺機能に異常があったりして流産してしまう場合もあります。

    ただ、色々検査をしても原因が掴めなかったりする夫婦も多いのが現状です。
    私たち夫婦は不育症だと諦めてしまい、治療や検査を受けない方々も多いので積極的に受診することをお勧めします。
    不育症の夫婦は妊娠してもまた流産してしまうのではと不安感も強いので、心のカウンセリングが必要なことが多いと思います。

  • Q.不育症の検査とは、どのような内容ですか?
    A.

    検査としては、以下の項目があります。
    ● 夫婦の染色体検査
    ● 子宮形態検査 ・・・・ 子宮卵管造影、経膣超音波検査
    ● 内分泌検査 ・・・・・・ 卵巣機能検査(エストロゲン・プロゲステロン)、プロラクチン
    ● 甲状腺機能検査 ・・・ TSH、freeT3、freeT4
    ● 糖代謝検査 ・・・・・・ 尿糖、空腹時血糖値、75gOGTT
    ● 自己抗体検査 ・・・・ 抗核抗体、抗CLβ2GPI抗体、ループスアンチグラント
    ● 凝固能検査 ・・・・・・ PT、APTT、Fibrinogen  

    この中で、何の検査が必要かは診察で医師に聞いてください。

  • Q.6~7㎝のチョコレート嚢胞があります。腹腔鏡手術か体外受精どちらを選択すればいいでしょうか?
    A.

    【背景】
    32歳の女性です。結婚して3年間妊娠しません。超音波検査で6~7㎝のチョコレート嚢腫が見つかりました。主人の精液は問題ありませんでした。今後の治療として腹腔鏡手術か体外受精を受けるべきか迷っています。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    年齢から考えて、腹腔鏡手術が可能であるクリニックでしたら手術を受け、術後の自然妊娠を期待するのが良いと思います。
    しかし、チョコレート嚢胞がかなり大きいので骨盤内に癒着が広がっている 可能性があります。
    手術のデメリットとして、腫瘍摘出癒着剥離の結果かなりの卵子成分が失われる可能性があり、抗ミュラー管ホルモン値が下がる可能性も報告されています。
    また、手術後2年以内に妊娠成立しないと、内膜症は再発して癒着がひどくなることもありますが、ここで再度腹腔鏡手術を受けることは賛成しません。
    ホルモン療法と組み合わせて体外受精へと進むのもよいかと思います。

  • Q.体外受精は何歳まで続けられますか。
    A.

    体外受精を何歳まで続けられるかは,身体的には,卵巣の機能がいつまで残っているかによって決まります。そのほか,社会的・経済的な要因も影響されると思います。女性の卵子の数は,胎児の頃には700 万個くらい存在していたのが,出生時には200 万個くらいになり,思春期には40 万個くらいまでに減少するといわれています。

    40 歳を超えてくると、個人差がありますが、多量の排卵誘発剤を投与し卵巣を刺激しても、わずか数個しか採卵できなくなる人もいます。採れた卵子にも加齢の影響が現れ,形態的に良質な胚を移植しても,着床率は若い人に比べて悪く,健康な赤ちゃんを産む確率は低くなります。そして、50 歳頃までには,卵巣には卵子はほとんど認められなくなり、閉経を迎えます。

    欧米では、40 歳を過ぎて妊孕性が低下している女性には,卵子提供プログラムが用意されています。ギネスブックの掲載によると,卵子の提供を受け63 歳で出産したイタリア女性の例が報告されています。その後2005 年1 月16 日,ルーマニアの66 歳の元大学教授の女性が,健康な男女から提供された精子と卵子で妊娠し,帝王切開術で,1,400 g の赤ちゃんを出産して,世界最高齢出産の記録が塗り替えられました。卵子に比べて子宮の妊孕性は,年齢の影響が比較的少ないからです。

  • Q.体外受精と卵巣がんの発生と関係はありますか。
    A.

    体外受精で排卵誘発剤を投与し,繰り返し非生理的レベルのホルモンにさらされていると,卵巣癌の発生リスクが高まることはないのかと以前から心配されていました。この問題についての関心は深く,世界各国で疫学的な調査が行われてきました。現在までの多くの調査では,卵巣癌が特に増加することはないとされています。

    一方,体外受精で妊娠・出産した女性について乳癌,子宮頸部上皮内癌の発生率を追跡調査した報告では,いずれも発現リスクはむしろ低下するとしています。
    しかし,この問題について結論を出すには,もっと多くのデータで長い年月をかけて調査することが必要でしょう。

  • Q.顕微授精で生まれた赤ちゃんに異常が起こりませんか。
    A.

    1992年1月14日顕微授精(ICSI)で生まれた最初の児が誕生しました。
    重度の造精機能障害のための不妊の悩みを解決するために顕微授精が行われ、一定の治療結果が得られています。それは射出精子のみならず精巣上体、精巣精子によっても同様でした。

    (Q.リスクはないのでしょうか。)
    過去20年間にわたってブリュッセル大学で生まれた1,500人以上の子供たちについてICSI後の異常について調査されていますが、胎児の染色体異常及び先天奇形は自然妊娠例よりわずかに上昇していたとの結果が得られていますが、体外受精との間には有意差は認められていませんでした。
    しかし今後、より長期的な予後について調査を続けていかなければならないと思います。

  • Q.反復着床障害の時、補助孵化(AH)を行うと着床率が高まりますか。
    A.

    透明帯は卵子を囲んでおり、受精して分割胚の状態になった時にも胚を保護するために重要な役割を持っています。この透明帯が破裂し着床のための孵化を促すため補助孵化(AH)が試みられており、これによって着床率が高まったとの報告が見られます。ただし、あまり有用性が見られなかったとの研究発表もあります。
    逆に、AHによって多胎妊娠率が高まったとの報告もあり、適応は主治医と相談の上決めて下さい。

  • Q.反復着床障害の時、分割胚よりも胚盤胞移植の方が着床率は高まりますか。
    A.

    分割胚よりも胚盤胞移植の方が高い着床率が得られたとの報告は多くされています。胚盤胞はその発育の過程で良好胚が選択されていること、また、移植された時期が子宮内膜と同調し着床しやすい環境となっていることなどが挙げられます。しかし、既に胚に染色体異常が起こっていると結果は同じでよくありません。

  • Q.3回も胚移植しましたが、着床しませんでした。着床障害にはどんな原因があるのですか。
    A.

    胚が着床するためには、多くの条件が関わっています。胚の質、移植の技術、子宮内膜の発育と胚との同調性、そしてホルモン環境などが密接に関係しています。
    胚の質は、人工的な培養液や培養環境にさらされ卵胞質や胚の発育にも色々な影響を受けています。また、母体の年齢の高齢化が進むと胚の染色体異常の頻度が高くなり、細胞質にも老化の影響が起こり、形態的には良好な胚を移植しても着床できないこともあります。子宮筋腫、子宮腺筋症の合併、先天性の子宮形態異常なども着床に関与しています。

  • Q.自然周期での採卵をすすめられました。
    A.

    普通、正常な胚を持つ成熟女性は月に一回排卵します。自然周期採卵は、この排卵の直前に卵胞を穿刺して1個の卵子を取り出し、精子と受精させ、受精卵培養を発育させて胚の状態にして移植します。
    世界初の体外受精で出産したルイーズブラウンさんは、この自然周期での採卵で行われ妊娠・出産したのです。

    (Q.この方法の問題点は?)
    通常では、月経周期では一つの卵胞しか成熟していないので、採卵できる卵子は一つだけです。
    採卵のタイミングが遅すぎると、排卵してしまった後で卵子を取ることが出来ません。また、早すぎると未熟な卵子で受精しなかったり、受精しても良好な胚に成熟しなくて着床することが出来ません。
    妊娠するために1回の調節卵巣刺激周期と比べて6~7回の採卵が必要をなると報告されています。

    (Q.長所はありますか?)
    通院回数も少なく費用もあまりかかりません。また麻酔も軽く行うだけで十分です。
    最近は、選択的単一胚移植が行われる傾向にありますので比較的若年の女性に適しているとしてこの方法を中心に行っているクリニックがあります。また40歳以上の高齢婦人では、調節卵巣刺激を行っても多量の排卵誘発を投与しても、抗ミュラー管ホルモンの低い場合には1~2個しか卵子を取ることが出来ません。このような場合は自然周期採卵をくり返す方が良いと思われます。

  • Q.1年間に体外受精を何回受けられますか?
    A.

    経済的・時間的な制約を考えなければ、身体的には1 年間に4〜5 回は受けることが可能です。しかし多くの場合、凍結胚移植が行われるので実施回数は少なくなります。
    自然周期採卵法を選択している人は、卵巣への影響が軽微であることから毎月採卵を受けることも可能ですが、実際には経済的な問題、精神的な負担や仕事の都合などで毎月行うのは困難でしょう。医師とよく相談しながら行うのがよいと思います。
    ただ35 歳以上の女性の場合は、1 回失敗したのち、あまり長期間休むのはよくありません。年齢とともに妊孕性はどんどん低下していくからです。

  • Q.体外受精を決心するタイミングを教えてください。
    A.

    体外受精をいつから受けたらよいのか、その適応は不妊期間、夫婦の年齢、不妊原因、そしてそれまで何年間どんな不妊治療を受けてきたかなどにより決められることが多いのです。20〜30歳代前半の女性に比べ30歳代後半の女性では早く決断する必要があります。妊孕性が急速に低下しますし、妊娠に続いて出産、育児があるからです。
     不妊の原因別に考えると、重度の男性不妊に対して薬物療法や人工授精を繰り返し行ってもほとんど妊娠は期待できません。
    両側の卵管が閉鎖している場合や、癒着が広範囲に及んでいる卵管性不妊の場合も同様です。子宮内膜症の場合は、薬物療法として新しいホルモン剤が登場しました。しかし、いずれも約6か月間使用し内膜症の進行を一時的に抑え病巣を退縮させたとしても、その後の妊娠率は決して満足すべきものではありません。一方、腹腔鏡下手術を行った場合、他の不妊因子が合併していなければ1年以内に20〜30%と比較的高い妊娠率が報告されています。ただ、手術後1年間も妊娠できなければ,内膜症が再発することがあり、内膜症の進行例で腹腔鏡手術後に多くの卵子が失われる可能性も指摘されています。いずれ体外受精の適応を考えなければならない時期がやってくることもあります。
     体外受精は保険が適用されず、経済的な問題も避けて通ることができません。また体外受精による精神的・身体的影響や生まれてくる赤ちゃんのことを考え、体外受精を受けることに躊躇する夫婦も少なくありません。もちろん、生殖医療は夫婦の自己決定権に基づいて行われるものです。十分にカウンセリングを受け納得してから決めてください。

  • Q.体外受精・顕微授精は受診してすぐに始められますか?
    A.

    まず当院での体外受精勉強会に参加していただきます。(要予約・要テキスト代)

    他院で体外受精を行っていたとしても、病院によって内容や料金が異なるため、参加が必要となります。
    詳しくは、ホームページの「体外受精勉強会」の案内をご覧ください。
    最短で勉強会参加後の次の生理開始から始める事が可能です。
    刺激方法によっては、次々周期からのスタートとなることもあります。
    ※ 健康上異常が見られた場合は、お受けできない場合があります。

  • Q.入院期間や病室はどのようになりますか?また、費用は?
    A.

    開腹手術は7~10日間・腹腔鏡手術は5日間ほどの入院期間となっています。
    (入院は、基本的に手術日前日の13時です。)
    手術目的で入院の方は、全員個室をご用意しています。
    費用に関しては、手術内容によって違い、退院時にならないとはっきりとした総費用は分かりませんが、入院費と手術費を含めて約20~30万円です。高額医療に適応されるため、入院時「高額療養費限度額認定書」を受付に提出していただきますと精算時所得に応じて差し引く事が可能となります。

  • Q.手術(開腹・腹腔鏡)の予約はどのくらい先になりますか?
    A.

    大体2~3か月先の予約となります。
    当院にて手術の希望があったとしても、まずは外来に受診し医師の診察を受けて下さい。
    ※ 場合により、お受けできない場合があります。

  • Q.妊娠しやすい時期は?性交のタイミングは?
    A.

    卵子は排卵後、24時間以上経過しますと受精能力を失ってしまいます。精子は射精後、子宮頸管粘液あるいは子宮腔内で平均4~5日は生きています。ですから、性交のタイミングは排卵日当日にこだわらなくていいのです。
    妊娠しやすい時期は、排卵の1~3日前が妊娠しやすく、排卵後1日目では妊娠率は低下します。また、男性はデリケートな面がありタイミングをとろうと『今日が排卵日』と言われると逆にうまくいかないこともあるので気をつけましょう。

  • Q.子宮卵管造影検査で妊娠しやすくなるのですか?
    A.

    子宮卵管造影検査は、子宮の形はどうか、卵管が通っているか、卵管周囲に癒着がないかなどをレントゲン撮影で調べる検査です。
    検査は、膣から子宮腔内にカテーテルを入れ、そこに造影剤を流します。注いだ造影剤が卵管を通り、腹腔内に流れ出すのを確認します。造影剤には、油性と水溶性があり当院では主に水溶性の造影剤を使っています。
    検査で卵管が通りやすくなり検査後の数か月は妊娠しやすくなりますので、治療を兼ねた検査でもあります。

  • Q.以前にクラミジア感染症になったことがあります。不妊の原因になりますか?
    A.

    クラミジア感染症は、性交によってうつる性感染症の1つで、最近日本で急増しています。特に若い女子中高生で増加しており、将来、不妊の予備軍になるとして憂慮されています。
    自覚症状が比較的軽微なので、感染に気がつかない人が多いようです。あまり症状はみられませんが、人によっておりものの増加や性交痛、下腹部痛などが起こることがあります。

    クラミジアはウイルスと細菌の中間に位置する病原体で、性交によって膣から子宮頸管、卵管、腹膜へと次第に広がっていきます。治療せずに放置すると腹膜炎、卵管炎、骨盤腹膜炎などを起こし、卵管が閉塞し卵管水腫を形成して、不妊や子宮外妊娠、流産の原因になります。クラミジアの感染が過去にあった方は、治療の有無にかかわらず卵管水腫にまで進行しているかどうか子宮卵管造影検査で確かめておきましょう。
    このようにクラミジア感染症は、不妊の原因となり得るため、受診したら必ず医師へ伝えて適切な検査と治療を受けるようにしてください。

  • Q.医師より肥満を指摘され、不妊治療と併行して減量をすすめられました。食事指導は行っていますか?
    A.

    はい。
    肥満や、やせなど、個人差があるため、食事指導を完全予約の個人指導で行っております。食事の記録を持参していただき、内容についてのアドバイスや、食事時間、運動など、生活全体の見直しを一緒にさせていただいています。

    肥満の方の食事指導で多いのは、体重を落とすため、カロリーだけに注目し、他の大切な栄養が不足していることです。
    簡単に摂取できるご飯・パン・麺類などの炭水化物の摂取が目立ち,たんぱく質・野菜類が不足にている事がよくあります。カロリーが多少高くなっても、バランス良い食事を摂る事が大切です。

    当院では、内科外来も併設しており内科医との連携もとることが可能です。肥満でお悩みの方には、肥満外来の紹介もさせていただきます。

  • Q.不妊治療の病院に初めて受診するときのタイミングは?
    A.

    特に生理周期何日目と指定はありません。しかし、ご自身の排卵と思われる少し前頃に受診していただくと、今周期の排卵がいつ頃かの診察も重ねてできます。できれば基礎体温を測定し、その記録を表にして持参してください。

    もし、当院に受診するか迷っている場合、「不妊教室」が1~2ヶ月に1回開催されています。通院していない方でも参加可能で、当院で行われている不妊検査の紹介や治療方針などの話を聞くことができるので、通院するかの検討材料の1つとしてご参加いただけます。
    参加希望の方は、HPの「不妊教室」の案内をご覧ください。

  • Q.他院にて不妊治療通院中。転院を考えていますが、紹介状は必要ですか?
    A.

    はい。
    今までの治療内容と重複しないためにも是非持参してください。
    紹介状が無い場合でも診察は可能ですが、手元にある検査結果があれば持参してください。
    もし、持病があり現在も通院している病院があれば、そちらの病院からも現在の経過内容を把握する目的で紹介状を書いてもらい持参してください。

  • Q.女性医師を希望ですが、可能ですか?
    A.

    はい。
    当院では、女性医師が非常勤あわせて8名おり、不妊専門外来の担当3人中、たいてい1人もしくは2人が女性医師です。しかし、男性医師のみによる診察になる日もございます。
    確認されたい方は、診察時間内に成田病院代表番号(052-221-1595)にお問い合わせください。
    また、緊急処置の時などは医師をご希望いただけませんのでご了承ください。

  • Q.仕事をしているため夕方の診療時間での通院を考えていますが、可能ですか?
    A.

    当院の夜間外来としては、月・水・金曜日の週3回です。
    現在、お仕事をしながら通院されている方は大勢いらっしゃいます。通院にストレスを感じてしまうと、なかなか継続しての通院が難しくなります。一般不妊検査は生理周期(低温期・排卵期・高温期)に合わせて行っていきますので、できる検査から進めていきましょう。

    ※内容によっては、午前中のみの検査もあります。
    ※初診時に限っては、午前中の受診をお願いしております。

  • Q.検査結果が後日の時、「異常なし」の場合でも病院まで行かなければいけませんか。
    A.

    大変申し訳ありません。検査は、目的・理由があって行うものです。その結果は、たとえ異常がなくても今後のことを含めて医師からお伝えする事が重要となります。
    できるだけお待たせする時間を少なくするためにも、予約システムを上手く利用していただけると助かります。
    よろしくご理解いただきますようお願いいたします。